SEO対策済みのワードプレステーマが駄目な理由

SEO対策済みテーマ

「SEO対策済みのテーマを使用していたが、デザインを変更しようとしてテーマを変更するとアクセスが落ちた」なんてことはありませんか? 

実は自作のワードプレステーマをワードプレスのリポジトリから利用しようとレビューを終えたのですが、あと最後に管理者によるレビューが残っている状態まできたノラというものですが、ワードプレスのリポジトリにテーマをアップロードして、レビューを経てから分かったことが幾つかあります。

「SEO対策済みテーマ」と謳ったテーマをたまに見かけますし、僕もある程度投稿ページのメタタグなどは設定できるようにしようと思っていたんですが、結局レビュアーの方に却下されてしまい、リポジトリ利用にあたり認められていないということでした。残念だと思っていたんですが、レビューを経てからよく考えてみると、実際テーマにSEOを委ねることって結構リスキーなことだと気付かされましたので、その理由について簡単に解説していきます。

まぁこれは僕もSEO対策がある程度出来るテーマを作成しようとしていたので、自分への注意としても書き残しておきます。

別のテーマに変更するとアクセスが落ちるのが当然な理由

「SEO対策済みのテーマ」と聞くと、検索エンジンからも良いように評価されそうですし、実際に設定によっては随分変化が起こる場合もあるかもしれません。

ただ、「別のテーマに変えてみようかな」と思った人も少なくない筈です。「テーマ」->「新規追加」と公式リポジトリにある無料のテーマから「良いデザインのテーマは無いかなぁ」なんて実際に探してみた人もいるでしょう。まぁ別に公式リポジトリじゃなくても良いんですが、他のデザインに変更したとします。

すると何が起こったのか、「テーマを変更して暫くするとアクセスが落ちた!」なんてことがあるんですよ。でも、それって当然なんです。

テーマ自体にSEO関連の設定を委ねると、テーマを変えるだけで全てのSEO設定がある意味初期化されてしまうようになっていて、実は「SEO対策済みのテーマ」というのは、一度そのテーマにSEO関連設定を依存してしまうと、それ以外のテーマが使用できなくなる罠テーマでもあるんですよ。

ワードプレスでのSEO設定の仕組み

よく見かける「SEO対策済みのテーマ」によるデザイン以外の関連設定はこんな感じです。

  • SNSシェアボタン
  • ツイッターカード・オープングラフ
  • ページ毎のメタタグ(robotsやdescriptionなど)出力のコントロール
  • 構造化データ(h-entryなど)
  • 前後の関連ページを示す
  • カノニカルリンク
  • などなど

知っている「SEO対策済みテーマの特徴」としては大体合致するでしょうか?

これら設定した項目がサイトのデザインを変えようとするだけで一斉に初期化されてゼロになるんです。評価の低い為に、今までロボットメタを出力してインデックスしないようにしていたページ毎の設定も無くなりますし、タグページなどをインデックスしないようにしていた全体的な設定も消えてしまいます。そりゃアクセスが落ちてもおかしくないでしょう?

ええ、これらはプラグインで出力されるべきなんですよ。構造化データもHTMLの属性として出力していましたが、今はJSONLDでHEADタグ内に出力することが出来ますからね。

逆に作成者側から見れば、こうしておくことでユーザーを縛ることが出来ますし、自分のテーマを使ってもらうことでページリンクをもらうことができますので、テーマの作成者にとっては良い仕組みと言えます。

僕もテーマに実装して設定も簡単に出来るようにしようとしたんですが、こういった裏を知ってしまうと罪悪感が湧いてできなくなってしまいました。

テーマですべき安全なSEO対策

上では色々書きましたが、テーマですべきSEO対策も存在します。それがデザインに伴う独創性や利便性の高さなどです。

例えば、リンクをタブキーで全て辿れるようにしていたり、ナビメニューを正しく階層表示できていたり、読みやすいテキストの大きさだったり、モバイルフレンドリーなデザインだったり、実際に訪問者が見て分かりやすく、使いやすいページの表示ができていることです。それに加えて格好の良いデザインが出来ていれば、余程つまらないことが書いてなければ、訪問者も注目してくれる筈です。

細かいことを言えばパンくずリストとかの表示ができているかなどもあるでしょうが、大抵のテーマには備わっていますし大丈夫だと思います。

またモバイル端末での表示ではタッチするリンクターゲットの大きさや間隔も気をつける必要があります。これはPageSpeed Insightsのユーザーエクスペリエンスでもチェックできると思います。

基本的にテーマ側ですべき対策って本当に限られるんですよ。逆に言えば、ほぼ全てのデザインに影響しないSEO対策はプラグインで対策できるんです。ヘッダーやフッターといった要所やコンテンツ位置にフックが用意されていますので、SEOに必要なものはプラグインで出力できるようになっているんです。

まぁどうしてもプラグインが嫌なら子テーマでも作ってSEO対策のみ自分で出力してしまえば良いんですよ。

テーマはデザイン重視で選択

リポジトリを利用できるテーマの標準として、テーマはワードプレスの「スキン」という見解があります。

つまり、ワードプレスとしては「外観に影響しないコーディングをテーマにすんなや!」ということなんでしょう。

実際、既に書いたような「SEO対策済みテーマ」って結構デザインが似ているものが多く、正直どれも同じように見えますよね。僕の印象では、ちょうどこのページのように右にサイドバーのある2カラムテーマだと思っています。まぁこの自作テーマはページ毎にカラム数などを変更できる別物なので、このページがそうなっているのは偶然です。

ですので、他と似たようなデザインのテーマではなく、独創的なものの方がいい結果に繋がるんじゃないでしょうか。デザインが致命的に下手な僕が書くのも変な話なんですが、テーマは本当にデザイン重視で選ぶことをオススメします。

テーマ「ShapeShifter」の例

僕のテーマはこのページを見ると、似たような2カラムのテーマなんですが、実際は右にも左にもサイドバーに当たるウィジェットエリア2つずつ備わっていて、下部はスクロール時に固定されます。スライドバーというフーバーすると開くスライドを左右に用意しています。

特徴は条件によってウィジェットをコントロールし、何も出力されなければウィジェットエリア毎出力しないようにして、カラム数を変更できるようにコーディングしています。またオプショナルで自由にウィジェットエリアを追加し、ヘッダーの後、コンテンツの前後、フッター、などに出力できる設定も用意しています。

あとはデザインが致命的に下手なんで、カスタマイザーに沢山の設定項目を用意し、ある程度の外観の変更をマウス操作のみで変更できるようにしてしまっています。このテーマの特徴はこんな感じです。

リポジトリを利用するのにレビューで設定ページを削除してプラグイン化しましたので、最終レビュー待ち状態のバージョンはプラグイン無しじゃちょっとしょぼいんですけどね。

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